転職する際には、年齢というものが深く関わってきます。転職は、やる気と勢いだけで上手くいくものではありません。新しい仕事に挑戦する際は、自分の強みを把握し、年齢に合わせた立ち回りをすることが大切になります。

高年齢で転職するメリットは、より高い年収を目指せるということです。高年齢の人材に採用担当者が期待するのは、即戦力です。これまでと同じ職種に転職する場合、これまでの経験や持っているスキルを活かし、即戦力として入社できる場合もあります。全く異なる環境で新しい仕事に取り組めば、今までとは違ったスキルが身につき、市場価値を高めることができるかもしれません。給与の額は、会社の方針や業績によって大きく異なります。転職が成功すれば、給料アップや、自身のさらなる成長に繋げられるのです。

また、上司や同僚との関係に悩んでいる人は、転職することで関係をリセットできるのもメリットの1つになります。ただ、面接で不満をそのまま伝えては、応募先企業にマイナスの印象を与えかねないので、転職理由はポジティブな内容のものに言い換えることが必要です。

高年齢での転職は、デメリットももちろんあります。若ければポテンシャル採用も期待できますが、35歳を超えると、転職ではどうしても即戦力を求められてしまいます。そのため、年齢が高くなればなるほど、新しい職種への挑戦が難しくなってしまうのです。また、20代や30代に比べると、どうしても応募できる求人が少なくなります。転職を繰り返すと、採用担当者からの心象も悪くなるので、長く働けるよう、職場選びをより慎重に行う必要があります。